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学術・技術顧問

学術・技術顧問紹介

恒光 裕

プロフィール 研究開発法人農研機構 動物衛生研究部門北海道研究拠点長
北海道中央牧場管理獣医師などを歴任
現在、養豚専門獣医師として開業
専門分野 獣医ウイルス学
メッセージ 林住期には地域・地元で現場に係わって生活したいという思いがあった私は、現在北海道の小規模市に住み、近郊の養豚現場で時々働いています。また、私は生まれも育ちも京都で、親が残した古家は京都微研の近くにありますので、京都本社には毎回里帰りのような気持ちで出向いています。京都微研では、現場ニーズを見据えた新たな豚用ワクチンの開発に少しでも貢献できるよう努めてまいります。

菊池 寛

プロフィール 第一製薬(株)で30年間、製剤研究/DDS研究に従事後、2007年からエーザイ(株)で製剤戦略担当部長(理事)としてDDS研究を起ち上げた。2018年から(株)LTTバイオファーマで取締役・湘南研究所長を歴任後、2021年春からDDS戦略ファーム(https://www.dds-firm.com/)代表。多数の大学の客員教授、非常勤講師、特別講師として研究の指導を実施。過去に日本薬学会理事、日本薬剤学会理事等を歴任。薬学博士、薬剤師。投稿論文・出版物は133報(学術論文100報)、学会特別講演・教育講演は239報(国際学会35報)。
専門分野 製剤学、DDS(特にリポソーム)
メッセージ 薬物の持つポテンシャルを最大限に引き出すための「化学と生物の橋渡し」となる製剤研究、DDS研究の重要性は最近とみに理解が進んでいる。その中でもリン脂質を主体とするリポソーム製剤は、抗がん剤等の生体内動態を制御して、その有効性、安全性、使用性を向上させて一定の成果を挙げてきたが、2018年には核酸のDDSとしての実用化(siRNA薬Onpattro)がなされた。2020年暮れから世界中で投与が進んでいる新型コロナワクチン(mRNAをリポソーム/脂質ナノ粒子に封入)では、生体内動態のみならず核酸の細胞内動態を制御して著効を発揮させるという画期的なDDSが実用化されている。動物用ワクチンにおいても、このようなDDS(特にリポソーム)の適用が期待される。
科学は着実に進歩している。昔(40年前)は不可能であったDDS技術の多くが、今は実用化されて世界の医療に貢献している。その科学の進歩に、自分も少しでも貢献できれば光栄です。